期待値がプラスの売買を繰り返して、安定して利益を出す

期待値とは何か?

株トレードでは
確率・統計的に有利な売買を繰り返して
取引全体のトータルで利益を狙う

という考え方をすることが大切と言いましたが、
もう少し詳しく考えてみたいと思います。

 

 

たとえば、前のページでも同じ例を出しましたが、
10回のうち7回は損をするけれども
残りの3回で大当たりを出し、
7回分の損失を補って余りある利益を出す
という売買戦略があるとします。

 

 

具体的にはこんな感じです。

  • 1回目:   −2万円
  • 2回目:   −3万円
  • 3回目:   −3万円
  • 4回目:  +10万円
  • 5回目:   −3万円
  • 6回目:   −3万円
  • 7回目:  +10万円
  • 8回目:   −3万円
  • 9回目:   −3万円
  • 10回目: +10万円

 

 

この売買戦略は、勝率こそ30%と低いですが、
10回の取引トータルでは10万円の利益を上げています。

 

 

このようにトレードでは、損失に終わる取引も想定しながら
取引全体のトータルで利益を狙います。

 

 

ここで重要になってくるのは期待値という考え方です。

 

 

期待値とは1回あたりの取引で期待できる損益のことで、
上記のケースでは10回の取引で10万円の利益を上げているので
期待値は+1万円ということになります。

 

 

個々の取引結果は損の時もあれば利益の時もありますが、
10回の取引全体をトータルで見れば、
1回の取引ごとに1万円の利益を得られている
という見方するわけです。

 

話を簡略化するために取引回数を10回として説明していますが、
確率・統計の話なので、100回、1000回と売買回数が増えれば増えるほど
統計的な優位性が結果に表れやすくなります。

 

 

つまりトレードでは、上記の例のように、
個々の取引の結果はどうなるか分からなくても、
10回取引を繰り返せばトータルで10万円の利益を出せることが
確率・統計的に分かっていれば良く、
たとえ負けトレードの時でも
1回の取引ごとに1万円の利益が積み上がっていると考えて
淡々と取引を繰り返していくことになります。

 

 

このように期待値とは確率・統計的な物の考え方で、
トレードで安定的に利益を出していくために
とても大切な要素です。

 

期待値プラスの売買を繰り返す

では、次にもう一つ別の例を考えてみたいと思います。

 

 

取引を10回繰り返すと、下記のような結果をもたらす
売買戦略があるとします。

 

  • 1回目:   +2万円
  • 2回目:   +2万円
  • 3回目:   +2万円
  • 4回目:   +2万円
  • 5回目:   +2万円
  • 6回目:   +2万円
  • 7回目:   +2万円
  • 8回目:   +2万円
  • 9回目:   +2万円
  • 10回目: −28万円

 

 

この売買戦略は、勝率は90%と高いのですが、
1回の取引で大きな損失を出していて、
取引全体のトータルでは10万円のマイナスになっています。

 

 

この場合は、10回の取引で10万円の損失になっているので
期待値は−1万円ということになります。

 

 

つまり、1回の取引ごとに1万円を失っていることになるわけで、
100回、200回と取引を繰り返せば繰り返すほど
損失が膨らんでいってしまいます。

 

 

このようにいくら勝率が高くても、
期待値がマイナスの売買を繰り返してしまうと
お金がどんどん減っていってしまうことになります。

 

 

したがって、トレードにおいては
勝率はさほど気にする必要はなく、
期待値がプラスの売買を繰り返すことが
非常に重要です。

 

 

>>期待値と売買回数の関係のページに進む

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