空売りで下落相場でも安定的に利益を出す

信用取引は危険?

前のページで証券会社の口座開設について書いたので
信用取引についても少し触れておこうと思います。

 

 

よく「信用取引は危険だから止めた方がいい」と言う人がいますが、
信用取引にはメリット・デメリットがあるので、
頭ごなしに否定するのではなく、何が「危険」なのかも含めて
まずは正しく理解することが大切だと思います。

 

 

まず、信用取引とは、簡単に言うと
証券会社から資金や株券を借りて取引すること
を指します。

 

 

たとえば、100万円の資金がある場合、
通常の現物取引では100万円分しか株を買うことはできませんが、
信用取引では100万円を保証金(担保)としてお金を借りて、
手持ちの資金以上の取引をすることができます。

 

 

証券会社によって異なりますが、一般的には
100万円を保証金として証券会社に差し入れると
3倍の300万円まで取引をすることが可能になります。

 

 

つまり、手持ち資金の3倍のお金を運用できるわけですから、
上手く行けば儲けられる金額も増えますが
下手をすると手持ち資金以上の損失を被るリスクもある
ので
注意が必要です。

 

 

ちなみに、FXをされる方はご存知だと思いますが、
この3倍という数字はいわゆるレバレッジです。
FXでは25倍までという規制があるようですが
株式の信用取引のレバレッジは3倍までというわけです。

 

 

ただ、25倍までのFXに比べて株は3倍までだから
株の信用取引の方が安全などというつもりはありません。
FXと株では流動性や値幅が違いますので、
レバレッジの大小だけでどちらが危険などとは言えません。

 

 

危険なのは適切な資金管理を行わずに
レバレッジを掛けることであって、
それは株もFXも同じです。

 

 

ですので、初心者の内はもちろん、
ある程度経験を積んで儲けられるようになってからも
レバレッジを掛けて信用取引を行うことには
慎重になるべきだと思います。

 

空売りで下落相場でも利益が出せる

では、信用取引は行わない方が良いのでしょうか?

 

 

私はそうは思いません。

 

 

たしかに、レバレッジを掛けることには慎重になるべきですが、
それ以外に信用取引を行うメリットがあるからです。

 

 

信用取引と言うと、とかくレバレッジのことが言われますが、
信用取引をする最大のメリットは
下落相場でも利益を出しやすくなる
という点にあります。

 

 

信用取引にはレバレッジの他に
売りから入ることができるという特徴があります。

 

 

通常、株は安く買って、高く売ることで利益を出しますが、
信用取引では高く売って、安く買い戻すという
通常の取引の逆の順番で利益を出すこともできる
のです。

 

 

株を持っていないのにどうして先に売ることができるのだろうと
疑問に思った方もいるかもしれません。

 

 

これはいわゆる空売りと呼ばれるもので、
まず証券会社から株を借りて、その株を売り、
その後安くなったところで買い戻して、証券会社に返すと
利益を得られるという取引方法です。

 

 

先ほど、信用取引とは証券会社からお金を借りて株を買うこと
と説明しましたが、それは正確には信用買いの場合であって、
信用売り(=空売り)の場合は
お金を借りる代わりに、売るための株を借りるというわけです。

 

 

具体例を挙げますと、
まず株価10,000円の株を証券会社から1株借りて空売りし、
その株が9,000円に下がったところで買い戻して証券会社に返すと
その差額の1,000円を利益として得られるということです。

 

 

空売りの仕組みについて時初めて聞いた方は
この説明だけではいまいちピンと来ないかもしれません。

 

 

私も初めて空売りについて友人から聞いた時には
よく分からず何度も聞き直してしまいましたが、
実際にやってみたら単純に
「普通(=買い)と逆」に考えれば良いだけだなと思いました。

 

 

つまり、ここで言いたいのは、
信用取引の売りは
株が値下がりすると利益を出せる

ということです。

 

 

これは株で安定して利益を出していく上で
とても重要なことです。

 

 

株式市場は景気が良い時にはテレビなどで連日
「日経平均が高値更新」などと報道されるので
なんとなく右肩上がりに上昇するイメージを持っている方も
いらっしゃるしれませんが、
実際には上昇相場の時期ばかりではありません。

 

 

むしろ、過去10年間の日経平均のチャートを見ても
上昇相場の期間は非常に限られている
ことが分かると思います。

 

日経平均

 

実際、2007年の7月以降は約5年間にわたり
下落相場もしくは横ばいの相場が続いていました。

 

 

たしかに上昇相場の期間に限って言えば
「買い」だけで利益を出すことは可能ですが、
横ばい相場や下落相場の時期に
「買い」だけで毎年安定して利益を出し続けていくのは
難しいと思います。

 

 

特に下落相場においては、全体相場につられて
ほとんどの株が値下がりしますから
「買い」のみトレードでは利益を出しにくいばかりか
大きな損失を被る可能性も高くなってしまいます。

 

 

したがって、トレードで毎年安定して利益を出し続けるには
上昇相場にも、下落相場にも、横ばいの相場にも
対応できるようにしておく
ことが重要です。

 

 

そのためには、いつ上昇相場が終わっても大丈夫なように
今の内から買い一辺倒のトレードではなく
信用口座を開いて空売りもできるようにしておいた方が良い
と私は思います。

 

 

ですが、信用口座の開設は
通常の現物取引の口座を開設後に申し込みをして
証券会社の審査を受ける必要があります。

 

 

証券会社によって信用口座の開設基準は異なりますが、
半年から1年程度の現物取引の経験があれば
信用口座を開設できる証券会社が多いので、
基準を満たしたら開設してみてはいかがでしょうか?

 

 

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