トレードに適した複数の証券会社に口座を開設する

トレードに向いている証券会社とは

期待値がプラスのトレードを数多くこなせば
利益を積み重ねられることは間違いないのですが、
一つだけ考えておかなければならないことがあります。

 

 

それは売買回数が増えることによるデメリットです。

 

 

前のページで売買回数は増やした方が良いと言っておきながら
デメリットを言うのは矛盾していますが、
これは薬の副作用みたいなもので、効能にばかり目を向けて
副作用を軽く見ると痛い目に遭うので注意が必要です。

 

 

その副作用とは、
株を売買するごとに証券会社に支払う売買手数料です。

 

 

ネット証券が台頭してきて以来、
株の売買手数料はここ15年ほどで格段に安くなりましたので、
昔ほどは手数料のことを気にせず取引できる環境になりました。

 

 

けれども、トレードは投資と違って
短期間で数多くの売買を繰り返して利益を出す方法なので
いくら一回ごとの取引にかかる手数料が安くなったと言っても、
塵も積もれば山となって、せっかく出した利益を圧迫する
ことになってしまいます。

 

 

「これから何百万、何千万円を儲けようとしているのに
わずか数百円の手数料の話なんて…」
と思われるかもしれませんが、
これは本当に大切なことなので気をつけなければなりません。

 

 

と言うのも、前のページで
「期待値がプラスであれば、あとは売買回数を増やして
薄利多売的に利益を出すのが良い」と書きましたが、
期待値がプラスだとしても
もしその期待値が売買手数料を下回っていたら、
トレードすればするほどお金を失ってしまう

からです。

 

 

たとえば期待値が+1,000円の売買戦略でトレードする時に
売買手数料が1,000円の証券会社を使ってしまうと
大変なことになってしまいます。

 

 

売買手数料は通常、買う時と売る時にそれぞれかかりますので、
片道1,000円の証券会社を使うと
1つのトレードを完了(買う&売る)させるのに
合計で2,000円かかってしまいます。

 

 

つまり、1回あたりのトレードの期待値が+1,000円なのに
毎回2,000円の手数料がかかってしまえば、
1トレードするごとに1,000円ずつ失う計算になり
これを例えば年間1,000回取引したら
1年で100万円の損失を出してしまうことになります。

 

 

けれども、同じ売買戦略のトレードを
売買手数料が片道100円の証券会社でしたとすると、
1回あたりのトレードの期待値が+1,000円、
毎回の手数料が200円ということになり、
1トレードするごとに800円ずつ利益を得られる計算になり
これを例えば年間1,000回取引したら
1年で80万円の利益を出せることになります。

 

 

全く同じトレードをしても、使う証券会社によって
一方は一年間で−100万円、もう一方は+80万円と
非常に大きな差が出てしまうのです。

 

 

上記は話を分かりやすくするために
切りの良い数値を使って説明していますが、
これは決して誇張した話ではありません。

 

 

実際にネット上のオンライントレードでも
片道1,000円以上の売買手数料がかかってしまう
証券会社はたくさんありますし、
実際の取引回数も、使う売買戦略によっては
年間1000回どころか数千回行うこともありますので、
売買手数料が与える影響の大きさは計りしれません。

 

 

したがってトレードでは、できるだけ
売買手数料の安い証券会社を選ぶ
ことが肝心です。

 

複数の証券会社に口座を持つ

もちろん、手数料だけでなく
ネット証券各社にはそれぞれ違いや特色があり、
検討すべき点はいくつかあります。

 

 

たとえば、証券会社が提供する
・企業データなど投資情報の豊富さ
・発注画面など注文操作のしやすさ
・株価チャートなど分析ツールの使いやすさ
などに違いがあったりします。

 

 

けれども、投資をするならまだしも、
トレードをするにあたっては投資情報は特に必要ありません。
むしろ余計な情報を見ると判断に迷いが出てしまうので
無い方が良いくらいです。

 

 

また、注文操作のしやすさや分析ツールの使いやすさについては
私のようなサラリーマンが日足チャートを見ながら
1日1回注文を入れるやり方でトレードをしていくぶんには
そこまで重視する必要はありません。

 

 

この点はむしろ、
瞬間的な判断で1日に何度も素早く注文を出す必要のある
デイトレーダーが特に重視すべき点かもしれません。

 

 

もちろん私にとっても、1日1回とはいえ毎日行う作業ですので、
注文や分析ツールの使い勝手が良いに越したことはないのですが、
優先順位的に最優先ではないという意味です。

 

 

ですので、私は
まず第一に売買手数料の安さ
次に注文操作のしやすさ分析ツールの使いやすさ
を基準に証券会社を選ぶのが良いと思います。

 

 

ただし、売買手数料については
各証券会社のホームページを見れば一目瞭然なのですが、
注文操作のしやすさや分析ツールの使いやすさについては
口座を開設してみないと分かりませんので、
いくつかの証券会社に口座を開設して
実際に自分で使ってみるのが良い
と思います。

 

 

ちなみに、私は8つの証券会社に口座を開設しているのですが、
現在はその中でもGMOクリック証券とカブドットコム証券の
2つの証券会社をメインに使ってトレードをしています。

 

 

GMOクリック証券は何と言っても手数料が安いですし、
カブドットコム証券は無料で使えるツールが優れている上に
手数料も比較的安いのでオススメです。

 

 

どちらの証券会社も口座開設はもちろん、
口座の維持管理にも費用はかかりませんので、
トレードをするならば口座を作っておいて損はないと思います。

 

 

複数の証券会社に口座を開いていれば、万が一
一つの証券会社のサーバーがダウンして使えない時でも
別の証券会社でトレードすることができるので
リスクを分散できるというメリットがあります。

 

 

また、信用取引をする場合には
証券会社によって取引できる銘柄が異なることがあるので、
大切な取引機会を逃さないためにも
複数の証券会社に口座を開いておくのが良い
と思います。

 

(※信用取引については次ページで説明します)

 

口座開設の仕方

口座開設の仕方については特に難しいことはないので
各証券会社のホームページにアクセスして
手順通りに進んでいけば良いのですが、
少々分かりにくい個所について触れておきます。

 

 

まず、口座の種類には「一般口座」と「特定口座」が
ありますが、これは特定口座を選んだ方が良いです。
特定口座を選ぶと、証券会社が年間の売買損益を計算して
「年間取引報告書」を発行してくれるので、
納税の申告が楽になります。

 

 

次に、源泉徴収の有無についてですが、
「有」を選べば、
証券会社が税金を源泉徴収して納めてくれるので
確定申告をする必要がなくなりますが、
「無」を選べば、
自分で確定申告をして税金を納めることになります。

 

 

確定申告をする予定のある方は、源泉徴収の有無は
どちらを選んでも大差ありませんが、
私のようなサラリーマンは
確定申告をするケースはあまりありませんので、
源泉徴収「有」にしておくと
確定申告をする必要がなくとても楽
です。

 

 

したがって、私は
「特定口座」で「源泉徴収有り」にしています。
証券会社が税金の計算から納付までしてくれるので
税金については何も考えずに済み、とても楽です。

 

 

ですので、株の税金についてあまり詳しくなく
よく分からないという方は、とりあえず
「特定口座」「源泉徴収有り」
にしておけば間違いありません。

 

 

ごく微妙な条件下で
どちらが得かという問題はあるかもしれませんが、
それは少額で些細な点ですし、
それよりも「特定口座」&「源泉徴収有り」にしておけば
税金が未納になる心配はなく、
安心してトレードに集中することができるので
良いと思います。

 

 

>>信用取引についてのページへ進む

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